
MSIが最新ゲーミングデスクトップPC「MPG Infinite X3 AI 2NVP7-090JP」を発表
2025年6月3日、世界的に知られるPCメーカーであるMSIは、新型ゲーミングデスクトップPC「MPG Infinite X3 AI 2NVP7-090JP」を発表しました。本製品は、最新のインテル® Core™ Ultra 7 265KプロセッサおよびNVIDIA® GeForce RTX™ 5070グラフィックスを搭載し、AI機能やハイエンドゲーム向けパフォーマンスを両立させたミドルクラスモデルです。多くのゲーマーやクリエイターから注目を集めた本機は、6月6日より国内市場で順次販売を開始する予定です。以下、本機の特徴や仕様、利用シーンなどを詳しくご紹介します。
価格と発売スケジュール
「MPG Infinite X3 AI 2NVP7-090JP」は、2025年6月6日(金)より国内の主要家電量販店やオンラインショップで順次発売開始されます。販売価格は構成によって変動しますが、標準構成モデルでおよそ税込29万円前後が想定されています。発売直後は初回入荷分が品薄になる可能性があるため、購入を検討される方は早めの予約がおすすめです。
主要スペック一覧
- CPU:インテル® Core™ Ultra 7 265K(最大12コア/16スレッド、ベースクロック2.80GHz、ターボブースト最大5.10GHz)
- グラフィックス:NVIDIA® GeForce RTX™ 5070(GDDR6 8GB、DLSS 4対応)
- メモリ:DDR5 32GB(16GB×2、最大64GBまで拡張可能)
- ストレージ:1TB NVMe M.2 SSD(PCIe 4.0×4)+2TB HDD(3.5インチ)
- マザーボード:MSIオリジナルゲーミングチップセット搭載(拡張スロット:PCIe 5.0 ×1、PCIe 4.0 ×1、M.2スロット ×3)
- 電源ユニット:750W 80PLUS Gold認証(フルモジュラーケーブル採用)
- 冷却システム:360mm一体型水冷クーラー(ARGB対応)+ケース前面ファン×3(120mm、ARGB)+リアファン×1(120mm)
- ネットワーク:2.5ギガビット有線LAN ×1、1ギガビットLAN ×1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
- サウンド:Realtek ALC4080 7.1チャンネルハイディフィニションオーディオ
- インターフェース(前面パネル):USB Type-C ×1(USB 3.2 Gen2×2対応)、USB Type-A USB 3.2 Gen2 ×2、ヘッドホンジャック ×1、マイクジャック ×1
- インターフェース(背面パネル):USB Type-A USB 3.2 Gen2 ×4、USB Type-A USB 2.0 ×2、HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4a ×2、USB Type-C ×1(映像出力対応)、S/PDIF 光デジタル出力 ×1
- 本体サイズ:幅220×奥行約550×高さ520mm
- 重量:約16.5kg(ケース含む)
- 対応OS:Windows 11 Home/Pro 64ビット
- 保証:購入日より3年間のメーカー保証(初期不良期間含む)
デザインと筐体構造
MPG Infinite X3 AIは、フロントパネルにブラックメッシュとARGBライティングを組み合わせたデザインが特徴的です。側面には強化ガラス製サイドパネルを採用し、内部パーツを鮮やかなARGBライティングで演出可能。ゲーミングPCらしい存在感を放つスタイリッシュな外観は、ゲーミングルームだけでなく、クリエイティブ作業スペースにも映えるデザインを実現しています。
筐体内は高さ調整可能な電源シュラウドや、ケーブルマネジメント用のベロクロタイが取り付けられたガイドラインを設置し、組み立てやメンテナンス時の作業性を向上。360mmサイズのラジエーターファンは前面上部に縦置きされ、エアフロー効率を最大限に高めるレイアウトが組まれています。底面には防塵フィルターを配しており、定期的な清掃が容易に行えるよう工夫されています。
冷却および静音性能
本機最大の特徴のひとつが、360mm一体型水冷クーラーを搭載している点です。フロント面の3基の120mmファンとリア側のファンとの連携によってケース内部のエアフローが最適化され、高負荷時でもCPUおよびGPUの温度上昇を抑制します。CPU用ラジエーターには高密度フィン設計が施されており、冷却ファンが回転数を自動制御することで静音性を確保。アイドル時や軽いゲームプレイ時にはファン回転数を控えめにし、ファンノイズを最小限に抑えます。
GPUにはRTX 5070搭載モデルのリファレンス基板に近い冷却ソリューションを採用しており、吐き出し口はケース背面ではなく上部に向けられる“トップホットエスケープ”方式を採用。これにより、熱が効率良く天井方向に排出され、机上周辺の温度上昇を抑えつつ、ユーザーの体感温度を低減します。長時間にわたる高負荷状況でもサーマルスロットリングを起こしにくく、安定したフレームレートを維持します。
AI機能とDLSS 4によるパフォーマンス強化
インテル® Core™ Ultra 7 265KプロセッサにはNPU(ニューラルプロセッシングユニット)が統合されており、画像認識や音声処理、機械学習タスクを高速化する演算ユニットが搭載されています。これにより、AIベースの配信ツールによるリアルタイム背景透過やノイズキャンセリング、ゲーム内でのAIアシスト機能などを手軽に試せるようになります。
また、RTX 5070は最新世代のDLSS 4に対応しており、CUDAコア数およびTensorコアを活用することで、従来のフルHDタイトルはもちろん、WQHDや4K解像度のゲームにおいても高いフレームレートを維持可能。DLSS 4のフレーム補間技術によって、GPU負荷を抑えながらも滑らかな描写を実現し、フレームレートの揺らぎを低減します。特にFPSやレースシミュレーター、オープンワールド系ゲームにおいて、その効果を強く実感できるでしょう。
拡張性と将来性
MPG Infinite X3 AIの筐体内部には拡張性に優れた設計が施されています。PCIeスロットは計3本(PCIe 5.0 ×1、PCIe 4.0 ×1、PCIe 3.0 ×1)を備え、将来的にPCIe 5.0対応のハイエンドGPUやAIアクセラレーターを追加することが可能です。メモリスロットは4本設置されており、DDR5対応モジュールを最大64GBまで増設できるため、大規模な動画編集や3DCGレンダリングなど、メモリ負荷が大きい作業にも対応できます。
ストレージ面では、M.2スロットが3基搭載され、そのうち2基はPCIe 4.0×4対応。PCIe 4.0 SSD同士でRAID 0構成を組むことも可能なため、大容量ゲームのロード時間短縮や、大量のデータを扱う業務用途でも高速アクセスを実現します。さらに、背面側には2基の3.5インチHDDまたは2.5インチHDD/SSDを増設できるスペースが確保されており、用途に応じてストレージを自在に拡張できます。
実際の使用シーンとおすすめポイント
- ハイエンドゲーミング:
RTX 5070搭載により、WQHD解像度での240Hz駆動モニターや4Kディスプレイでの144Hz駆動も余裕でこなせます。最新タイトルを最高品質設定でプレイしつつ、HDRやレイトレーシング機能を有効化しても安定したフレームレートを実現。ゲーム内での競技性を追求するユーザーや、VRコンテンツを快適に楽しみたい方に最適です。 - クリエイティブワーク:
動画編集や3DCGレンダリング、写真現像など、GPUとCPUに高い演算能力を求められる作業もスムーズにこなせます。AI搭載のNPUを活かしたノイズリダクションや自動構図補正など、クリエイティブソフトのAI機能をフル活用可能。複数の高解像度映像を同時にプレビューしながらの編集作業でも、読み込み遅延が少なく快適な環境を提供します。 - 配信&ストリーミング:
ゲーム配信やライブストリーミングでは、動画エンコード時にCPUとGPUを余裕をもって使用できるため、OBSやXSplitなどの配信ソフトを高ビットレート設定で動作させてもPC全体のパフォーマンスを十分に確保できます。AIベースのバックグラウンド透過機能やノイズキャンセリングを併用することで、視聴者にクリアな映像と音声を届けることが可能です。 - 研究・開発用途:
機械学習や深層学習の軽量な実験環境としても活用できるNPU搭載モデル。TensorFlowやPyTorchなどのフレームワークを用いた開発をローカル環境で試す際、GPUとNPUを組み合わせたハイブリッド推論が可能です。高帯域のメモリと高速ストレージにより、大規模データセットをローカルに保持し、高速に学習・推論を行う用途でも力を発揮します。
まとめと総評
MSI「MPG Infinite X3 AI 2NVP7-090JP」は、最新世代CPUとGPUを搭載し、AI機能とハイエンドゲーミング性能を両立させた注目のデスクトップPCです。360mm一体型水冷クーラーをはじめとした強力な冷却システムとARGBライティングを備えたスタイリッシュな筐体は、見た目と機能性を両立。拡張性の高さや静音設計により、長時間の高負荷環境でも安定した動作を保ちます。
ゲーマー、クリエイター、ストリーマー、さらにはAI開発者など、さまざまなプロフェッショナルユーザーに対応できる万能性は、本機の大きな魅力です。発売後は品薄が予想されるため、購入を検討する際は早めの情報収集をおすすめします。高いパフォーマンスと将来性を兼ね備えた本モデルは、2025年夏以降のPC環境を一新する一台として期待できるでしょう。
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