
ASUSが軽量&耐久性に優れる14型Chromebook「CB14/Plus CX34」を発表
ASUSは2025年5月31日に、新型14型Chromebook「CB14/Plus CX34」を国内向けに発表しました。本機は軽量かつ耐久性を重視した設計であり、ビジネスシーンや学習用途はもちろん、プライベートユースでも高い利便性を提供します。昨日の発表により、多くのユーザーから注目を集めた注目の一台です。
価格と発売時期
「CB14/Plus CX34」の標準モデルはオープン価格ですが、市場想定価格は税込約79,800円前後と見込まれています。上位モデルにはメモリーやストレージ容量を拡張し、さらに快適な動作環境を実現した仕様も用意されます。
国内では2025年6月中旬より順次出荷を開始予定。主要家電量販店やECサイトのASUS公式ストアで取り扱いが始まる予定です。ビジネスユーザーから学生、そして自宅でのウェブ閲覧や動画視聴を重視するユーザーまで、幅広い層にアプローチすると見込まれています。
主なスペック
- OS:Chrome OS
- ディスプレイ:14インチ、解像度1,920×1,080ドット(フルHD)、ノングレア液晶
- CPU:Intel Core i5(第12世代)またはCeleron Nシリーズから選択可能
- メモリー:8GB LPDDR4X(オンボード)
- ストレージ:128GB eMMCまたは256GB SSD
- バッテリー駆動時間:最大約12時間
- 質量:標準約1.25kg
- インターフェース:
- USB Type-C ×2(Power Delivery/DisplayPort Alt Mode対応)
- USB Type-A ×1
- microSDカードスロット ×1
- イヤホンジャック ×1
- 通信機能:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 耐久性:MIL-STD 810H準拠テストクリア
デザインと携帯性
本体はアルミニウム合金を利用したフルメタルボディを採用し、約1.25kgという軽量設計を実現しました。サイズは約320×220×17mm(幅×奥行き×厚さ)で、バックパックやカバンに収まりやすいコンパクトな筐体です。
カラーバリエーションはシルバーとダークグレーの2色をラインアップ。どちらも落ち着いたトーンながら、天面にヘアライン加工を施すことで高級感を演出しています。エッジ部分には丸みを帯びたデザインを採用し、持ち歩き時の手触りが滑らかで、長時間持ち運んでも疲れにくい工夫がなされています。
耐久性と堅牢性
「CB14/Plus CX34」は、米国国防総省が定めるMIL-STD 810H(落下試験、耐振動、耐高温/低温など)に準拠したテストをクリアする堅牢性を備えています。これにより、外出先での軽微な衝撃や振動、急な温度変化にも耐えられる構造設計が施されています。金属筐体の剛性も向上しており、カフェや教室、オフィスなど多様な環境でも安心して使用することが可能です。
ディスプレイと入力機能
フルHD解像度の14インチ液晶は、広視野角のIPSパネルを採用し、映り込みを抑えるノングレア処理を施しています。これにより、動画視聴や資料閲覧時に文字やイメージがクリアに表示され、長時間作業でも目の疲れを軽減します。タッチ非対応モデルとタッチ対応モデルが用意されており、タッチ対応版は手書きメモや画面操作の直感性を求めるユーザーに最適です。
また、キーボードには耐水性を考慮した設計が施され、水滴が入っても内部に浸透しにくい仕様です。キーにはパンタグラフ構造を採用し、ストロークが約1.5mmあることで快適なタイピング感を実現。キートップには適度な凹みがあり、指先が滑りにくい仕上げになっています。タッチパッドは大きめのガラス製で、マルチタッチジェスチャーに対応し、操作性が高められています。
パフォーマンスと日常利用シーン
標準モデルに搭載されるIntel Core i5(第12世代)は、Chrome OS上での複数タブ同時操作やウェブ会議、資料作成などのビジネス用途に十分なパフォーマンスを発揮します。また、ストレージには高速なSSDを採用したモデルも用意され、アプリケーションの起動やファイルの読み込みが高速です。メモリーはLPDDR4Xの8GBを搭載し、複数のChromeアプリケーションを同時に起動しても快適に動作します。
Celeron Nシリーズ搭載のエントリーモデルは、ウェブ閲覧や動画視聴、オンライン学習といったライトユーザーに最適。バッテリー駆動時間はおよそ12時間と長く、通学や通勤時にコンセントを気にせず利用できます。急速充電にも対応しており、約60分の充電で約60%まで回復。短時間の休憩中に充電を済ませておくことで、一日の使用も安心です。
Chrome OSのメリット
本機に搭載されるChrome OSは、セキュリティの高さと軽快な動作が最大の特長です。OS自体が定期的に自動アップデートされるため、常に最新のセキュリティパッチが適用される安心感があります。さらに、起動時間は数秒と高速で、電源を入れてからすぐに作業を開始できます。ウイルス対策ソフトを別途インストールする必要がなく、初期設定も簡単です。
ChromeウェブストアからOffice互換アプリや学習用アプリをインストールできるほか、Androidアプリも利用可能。タブレットのような感覚でマルチタスクが行え、学生のオンライン授業やビジネスパーソンのテレワークでも活躍します。Google Driveと連携することでファイル管理がクラウド中心となり、データ紛失リスクが低減されます。
インターフェースと拡張性
本体側面にはUSB Type-Cポートを左右それぞれに1基ずつ配置し、映像出力および充電にも対応。外付けモニターへのデイジーチェーン接続や、USBハブ経由での周辺機器接続が容易です。さらにUSB Type-Aポートが1基あるため、既存のUSBメモリやマウスなど、従来のUSB機器も接続可能です。microSDカードスロットを搭載しており、写真や動画ファイルを直接取り込むこともできます。
Wi-Fi 6およびBluetooth 5.2に対応し、高速かつ安定したワイヤレス通信を実現。オンライン会議中も音声や映像が途切れにくく、Bluetooth対応イヤホンやマウスとのペアリングもスムーズです。オプションでUSB拡張ドックやドックステーションを利用すれば、有線LANや複数ディスプレイ環境にも対応可能。将来的に周辺機器を増設しても柔軟に運用できます。
想定ユーザーと利用シーン
- 学生ユース
教室や図書館でレポート作成を行う学生に最適。コンパクトな筐体と長時間駆動バッテリーにより、キャンパス内を持ち運びながら利用できます。Chrome OSの特性上、Google Workspaceを利用したグループ作業やオンライン授業の参加も快適です。 - ビジネスユース
テレワークや出張先でのリモートワークに適したモデル。高い堅牢性と軽量設計により、外出先での利用頻度が高いコンサルタントや営業担当者にとって心強い相棒となります。Wi-Fi 6対応でオフィスやカフェの高速ネットワークにも安定して接続可能です。 - 家庭ユース
在宅での普段使い、Web会議、動画視聴をするユーザーにも向いています。立ち上がりの速さやバッテリー性能により、日常的なタスクがストレスなく行えます。耐水キーボード設計のため、飲み物をこぼしても簡易的な保護が働きやすく、家族間で共有するパソコンとしても安心です。 - クリエイティブ入門
Webデザインやブログ執筆など、Chrome OS対応アプリを使って創作活動を始めたい初心者にも適しています。Androidアプリの「Sketch」や「Canva」などをインストールすれば、気軽に簡易的なグラフィック制作が可能です。
まとめ
ASUSの新型14型Chromebook「CB14/Plus CX34」は、軽量かつ堅牢なメタルボディに加え、実用十分なパフォーマンスを備えた一台です。特にバッテリー駆動時間が最大約12時間と長く、外出先での利用が多い学生やビジネスパーソンにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
さらに、MIL-STD 810H準拠のテストをクリアした高い堅牢性により、耐久面での信頼性も確保されています。Chrome OSならではの高速起動や自動更新機能により、セキュリティ面でも安心して長期間使用できます。テレワークやオンライン授業、動画視聴、軽い創作活動など、幅広い用途で活躍すること間違いなしです。
2025年6月中旬の発売開始に向け、ASUS公式ストアや主要取扱店での導入を検討してみてはいかがでしょうか。手軽に持ち運べる高性能Chromebookを求める方に、ぜひおすすめしたいモデルです。