
話題のウェアラブル冷温デバイス「REON POCKET PRO」徹底レビュー
2025年6月2日、ソニーが発表した最新モデル「REON POCKET PRO(レオンポケット プロ)」がSNSや家電フォーラムで大きな注目を集めました。従来の「REON POCKET」シリーズに対して、冷却性能と駆動時間をともに約2倍に進化させた本機は、「暑い日でも快適に過ごせる」「外出先での温度調整が手軽になる」と話題に。この記事では、「REON POCKET PRO」の基本機能から実際の使用感、他モデルとの比較、購入を検討している方へのアドバイスまで、詳しく解説します。
1. 「REON POCKET PRO」とは何か?
「REON POCKET PRO」は、首元に装着して体表面を直接冷却または加温できるウェアラブルサーモデバイスです。内蔵されたペルチェ素子(熱電冷却モジュール)によって体に触れる面を冷やし、背面の放熱ファンで効率よく熱を逃がします。専用ネックバンドを介してシャツやTシャツの襟元に取り付けるだけで、簡単に使い始めることが可能です。これまでのモデルより高性能な放熱ファンと大容量バッテリーを搭載し、冷却面積や吸熱性能を強化。日常生活や外出先での熱中症対策、オフィスでの在宅ワーク、アウトドアレジャーなど、さまざまなシーンで活躍します。
2. 冷却性能が約2倍に進化した「DUALサーモモジュール」
前モデルでは1つのサーモモジュールを採用していましたが、「PRO」では新たに2つの独立したサーモモジュールを搭載し、首元に接触する冷却面積が約2倍に拡大しました。これにより、より広い範囲の皮膚から効率よく熱を吸収できるため、従来比最大約2倍の吸熱性能を実現。冷えた感触が得られる範囲が広がることで、強い日差しの下や暑い屋外でも十分な冷却効果を体感できます。
3. 大風量ファンと専用放熱構造で持続時間も約2倍に
冷却部で吸収した熱は、本体背面の放熱ファンと大型ヒートシンクを介して効率的に外部へ放出されます。「REON POCKET PRO」では風量を従来比約2倍にした新開発の放熱ファンを採用し、冷却部の熱をより素早く逃がす設計を実現。また、バッテリー容量も大幅に増加し、COOLレベル1(弱冷モード)なら最長約34時間の連続稼働が可能です。これにより、通勤や日中のオフィス作業はもちろん、アウトドアや外回りのビジネスシーンでも一度の充電で丸一日以上使い続けられます。
4. 「SMART COOLモード」で自動冷却&省エネ
「REON POCKET PRO」には、周囲の温湿度やユーザーの行動をセンシングして最適な冷却レベルを自動で調整する「SMART COOL(スマートクール)モード」が搭載されています。例えば、外を移動しているときに急激に気温が上がった場合、自動で強冷モードへ切り替え。逆に水分蒸散が抑えられる室内に入ると弱冷モードに移行し、バッテリー消費を抑えながらも快適さを維持します。これにより、自分で冷却レベルを細かく設定する手間が不要になり、最長約15時間の連続稼働が可能です。
5. ワンタッチで切り替え可能な「冷温切り替え」機能
従来の「REON POCKET」シリーズは冷却専用でしたが、「PRO」では温熱機能も強化。冬場には体をじんわり温めることができ、冷房や暖房を併用することでオールシーズンの温度調整をサポートします。冷温切り替えは本体側面のスイッチや専用アプリからワンタッチで切り替えられ、夏場は涼しく、冬場は温かく過ごせる利便性があります。
6. フィット感を追求した新デザインと付属ネックバンド
首元に装着するため、長時間着用してもストレスを感じないよう、本体デザインとネックバンドの人間工学的配置が見直されました。本体背面にはカーブを持たせた形状を採用し、首の曲面にフィットするように設計。付属のネックバンドも柔らかい樹脂素材を使用し、皮膚に当たる部分にはシリコンの滑り止めパッドを配置してズレを軽減します。さらに、通気性を確保するためにバンドの内側に凹凸パターンを施し、首元に直接触れる部分の蒸れを防ぎます。
7. 操作は専用アプリで簡単管理
「REON POCKET PRO」本体の操作だけでなく、スマートフォンの専用アプリからも機能をコントロールできます。アプリでは冷却・温熱レベルの設定、SMART COOLモードのオン/オフ、バッテリー残量の確認、ファームウェアアップデートなどが可能です。アプリに登録した複数デバイスを切り替えることもできるため、家族やチームで共有する際にも便利。わかりやすいアイコンとスライダー操作で、初めて使う方でも直感的に操作できます。
8. 他モデルとの比較:何が変わったのか?
従来モデル「REON POCKET 5」との主な違いをまとめると、以下のポイントが挙げられます。
- 冷却面積:約2倍になり、首全体をより広く冷やせる
- 吸熱性能:約2倍に向上し、より短時間で体感温度を下げる
- 駆動時間:約2倍に延長(COOLレベル1で最大約34時間運転可能)
- 放熱ファン:風量が2倍の大型ファンを搭載し、効率的に熱を放出
- SMART COOLモード:周囲温湿度をセンシングして自動冷却し続ける機能を強化
- 本体デザイン:カーブ形状とシリコンパッドによるフィット感アップ
- 温熱機能:ジャケット装着時でも体をじんわり温める加温能力を向上
これらの進化により、「PRO」は従来モデルよりもさらに実用性が高く、真夏の外出はもちろん、ビジネスシーンやアウトドアでも活躍の場が広がります。
9. 実際の使用感レビュー:リアルな体験談
本機を実際に首元に装着してみると、冷却面積の広さを実感できます。暑いオフィス内で移動しながら使うと、背中まで涼しさが回り、じんわりと体感温度が下がるのを感じました。SMART COOLモードに設定しておくと、周囲が暑くなると自動でファンが強めに回転し、涼しさを持続。飲み物を取りに行く際や屋外での買い物時にも、移動中に過度に体が熱くなることがありませんでした。
また、屋外で30分ほど歩いた後に室内に戻ると、自動で冷却が弱まり、無駄なバッテリー消費を抑えてくれました。バッテリー残量が20%を切るとアプリに通知が来るため、帰宅前に充電しておくなどの対策ができます。温熱機能も試してみたところ、室内が冷え切った冬の朝に加温モードを使うと、数分で首元に心地よい温かさが広がり、手足の先まで軽く暖かさを感じられました。
10. メンテナンス方法:長く快適に使うために
「REON POCKET PRO」は首元に直接触れる機器のため、メンテナンスが重要です。本体の冷温部には防水対応していないため、濡れた状態で使用しないことが前提ですが、定期的にアルコールシートで表面を拭くことで清潔に保てます。付属ネックバンドは取り外して水洗いできるため、汗や汚れが付着した際は優しく洗い、しっかり乾燥させてから再度取り付けましょう。バッテリー寿命を延ばすためには、長期間使わない場合は40~60%程度の充電状態で保管し、半年に一度程度は給電することをおすすめします。
11. 価格と発売日、購入ガイド
「REON POCKET PRO」の発売日は2025年5月20日で、メーカー希望小売価格は税込29,700円です。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開で、ソニーストアおよび家電量販店で購入可能です。家電量販店によっては発売前から予約特典として交換用ネックバンドや予備バッテリーが付属するキャンペーンを実施している場合もありますので、購入を検討する際は店舗情報を確認してください。
なお、公式オンラインストアでは分割払いのほか、キャッシュバックキャンペーンやポイント還元キャンペーンが時期限定で行われることがあります。特にソニーストアの会員登録やメールマガジン登録をしておくと、最新の割引情報やクーポンが届くのでお得に購入できます。
12. まとめ:真夏の新定番アイテムとして
「REON POCKET PRO」は、冷却性能と駆動時間を約2倍に進化させたことで、これまで以上に快適な着用体験を提供します。暑い季節の外出や屋内の熱中症対策、オフィスでの長時間作業、夏フェスやスポーツ観戦など、さまざまなシーンで活躍が期待できるウェアラブルデバイスです。一度使えば手放せなくなるほどの冷却効果を実感できるため、本格的に熱中症対策を行いたい方や、日常生活で少しでも快適さを求める方には最適な選択肢となるでしょう。
暑い日々が続く中、「REON POCKET PRO」を首元に装着するだけで、体感温度がぐっと下がり、一日中快適に過ごせる新時代のスマートクーラーをぜひ体験してみてください。